マンガなしでは生きられない。

マンガにおける第一話を考える

| 2009-01-18 22:33 |

ハガレンこと鋼の錬金術師を1~20巻まで読んできた。

やはり売れるマンガは違う。
なんといっても第一話のデキが素晴らしい。

錬金術の存在と地位、基本的なルール、キャラの紹介、性格などの基本設定が無駄なく詰め込まれている。また、その辺の設定もさわり程度の描写に抑え深くはつっこまないようにしている感じがした。それでも「錬金術」をわかったつもりになれたのだから情報量は足りていると言っていいだろう。
特にファンタジー系は設定が多いから難易度が上がるハズなのだがそれを感じさせない技量は素晴らしかった。


自分が思うに「いい第一話」というものは「引っかからない」ことが大事なのではないだろうか。説明不足で「?」が生まれてしまったり、説明過剰で矛盾点が出てしまったりすると「引っかかる」。
引っかかってしまうとそれ以降モヤモヤした気持ちが残ったまま読むことになる。
そうなると純粋に楽しめなくなるし、二話目以降でそのあたりのフォローをしなければならなくなる。それは結局話の中からすれば無駄な部分、予定外の寄り道になって加速すべき序盤の勢いを殺してしまう流れになってしまう。

第一話は「つかみ」なわけで、ここで世界に引き込めるかどうかは作品の生死を分けると言っても過言ではない。少ないページの中で世界を伝え、キャラを活かし、目的を匂わせ、見せ場を作らなければならないわけだから第一話においては1ページ1コマたりとも無駄にはできない。

なんてことを書いてはみたが実際それができている作品は多くないのでやはり難しいんだろう。説明の過不足具合は描いてる人本人にはわかりにくいものだからそこは結局編集者の腕ってことなのかねぇ・・・。
それ以前にプロットから終わってるものもあるけどねw


ちなみに最近サンデーではじまった「はじめてのあく」は良くない第一話だと感じたので残念ながらそれほど伸びないと思う。

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