マンガなしでは生きられない。

[マンガ] 2011年新連載まとめ。

| 2011-12-12 12:37 |

気が付けば週刊誌の号数もリセットされて2012年号になっている昨今いかがお過ごしでしょうか。
毎年恒例の週刊少年誌の新連載まとめと雑感です。


週刊少年ジャンプ2011年新連載
DOIS SOL(村瀬克俊)2011年11~28
メルヘン王子グリム(渡邊築)2011年12~30
magico(岩本直輝)2011年13~連載中
戦国ARMORS(榊ショウタ)2011年14~31
奇怪噺 花咲一休(河田悠也・小宮山健太)2011年23~38
ST&RS -スターズ-(ミヨカワ将・竹内良輔)2011年30~連載中
鏡の国の針栖川(叶恭弘)2011年31~連載中
クロガネ(池沢春人)2011年39~連載中
ニセコイ(古味直志)2011年48~連載中
現存!古代生物史パッキー(レツ)2011年49~連載中

ジャンプです。
去年ほどではないにしてもまだよくないかなぁ。
2010年新連載組はエニグマを最後に全滅ですからね・・・
果たして2012年のまとめの時期まで生きのこれる作品があるかどうか。
鏡の国の針栖川はいい意味で作品を描ききる勢いで進んでるので意外といいとこいったりしそう。
コミー(古味直志)のリベンジはどうなるかは注目だけど、このままだとダメな気がするなぁ。
中身薄いヒキ弱いで読者付きにくそう・・・
読切はめちゃめちゃ上手いんだけどなぁ。
クロガネにはちょっと期待しているのだけど、バトルが薄い気がするのが正直なところ。
話がサクサク進むのと作品のスピード感はまた別だしなぁ。
試合の部分は濃く(≠長く)描かないとメリハリも何もなくなっちゃうよ。
まぁ、ハンターハンターが休まず連載してるだけで買う価値のある雑誌なんでいいですけどねw


週刊少年サンデー2011年新連載
常住戦陣!!ムシブギョー(福田宏)2011年06~
BE BLUES!~青になれ~(田中モトユキ)2011年09~
ポケットモンスター ReBURST(田村光久・楠出尽)2011年12~
BUYUDEN(満田拓也)2011年16~
おすもじっ!◆司の一貫◆(加藤広史・鹿賀ミツル・京都祇園 鮨まつもと)2011年17~
銀の匙 Silver Spoon(荒川弘)2011年19~
-浅丘高校野球部日誌- オーバーフェンス(あだち充)2011年22・23合併号~不定期連載
犬部! -ボクらのしっぽ戦記-(高倉陽樹・片野ゆか・はまなかあき)2011年26~不定期連載
GAN☆KON(菅原健二)2011年46~
アナグルモール(福地翼)2011年47~
電波教師(東毅)2011年49~

今年のサンデーのビッグニュースと言えば鋼の錬金術師でおなじみ荒川弘の移籍。
内容は農業高校のドラマで、エキサイティングな部分はないものの、作品的には間違いないものです。

それ以外ではBE BLUESがダントツ。
過去のサッカーマンガの中で最もサッカーを見てる感覚に近いサッカー表現をしていると思います。
さすがは曽田の遺伝子と言うべきか、表現力が確かです。
明確なストーリーの中で話が進む印象で、他作品で言うと拳児のようなドラマ感があります。
ガチでいい作品なんですけど微妙に売れてないんだよなぁ・・・なんでだろ。


問題は他だ他。
福田宏、東毅はクラブサンデー(以下クラサン)からの昇格。
福地翼、田村光久は増刊からの昇格、菅原健二はクラサン→読切からの昇格。
おすもじは短期連載から昇格。

とまぁ、並べてみると育成システムが機能してるじゃねーかやるじゃんサンデーという感じに見えるのだが、質が伴ってないというのが正直なところ。
全体的に眺めてみると「ストーリーで勝負できるレベルではなく、アイデアが突き抜けているわけでもなく、世界観が深いわけでもない」という凡作揃いと言い切れる。
どうしてこうなった・・・

サンデーは回転がすこぶる悪いので当分苦しい時間が続きそうな感じがする。
コナンが終われるのはいつになるのかねぇw

なんか去年も同じようなこと言った気がする。


週刊少年マガジン2011年新連載
ゼウスの種(飯島浩介)2011年12~
アゲイン!!(久保ミツロウ)2011年19号~
ファイ・ブレイン 最期のパズル()2011年22・23合併号~46
ばくだん!~幕末男子~(加瀬あつし)2011年26~
BLOODY MONDAY ラストシーズン(恵広史・龍門諒)2011年29~
賭博覇王伝 零 ギャン鬼編(福本伸行)2011年33~
ドラゴンコレクション 竜を統べるもの(芝野郷太・金城宗幸・コナミデジタルエンタテインメント)2011年40~
探偵犬シャードック(佐藤友生・安童夕馬)2011年47~
STAR CHILDREN(きだまさし)2011年53~

最初にすみません。
去年自分がいい感じのスタートと言ってた「振り向くな君は」は打ち切りになりました・・・(´・ω・`)
今年の推しはアゲイン!!とシャードックですが言い切って大丈夫だろうか。心配だ。原作キバヤシだし・・・

サンデーを巻き返し始めたのが2011年という感じ。(発行部数は元々マガジンの方が上です念のため)
飯島の移籍、久保ミツロウと零の帰還などプラス材料は多いです。
また、不良債権呼ばわりされていたゴッドハンド輝の終了や、メディアミックスが決まっていたファイ・ブレインをあまりのデキの悪さにバッサリ切り捨て
すぐさまシャードックを投入し何事もなかったかのようにミステリー枠を継続するなど攻めの姿勢が目立ちました。
一歩、フェアリーテール、ネギまという太い柱の周りにAKB49やベビステなどの中堅どころが読み応えをプラスしいい感じのバランスになりつつあります。
新連載陣も他誌に比べると割と読める方だったと思う。


週刊少年チャンピオン2011年新連載
りびんぐでっど!(さと)2010年51号~2011年2・3合併号、24号~
モメンタム(濱口裕司)2011年09号~2011年34号
てんむす(稲山覚也)2011年10号~連載中
囚人リク(瀬口忍)2011年11号~連載中
ましのの(八谷美幸)2011年13号~16号,21号~
被害妄想少女うれいの日常(中村ゆきひろ)2011年15号~35号 短期集中連載
王様日記(森田将文)2011年17号~25号 短期集中連載
聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話 外伝(手代木史織・車田正美)2011年25号~
イマワノキワ(うえやま洋介犬)2011年32号~51号
ドラゴン・ハイドレート~辰吉漂龍伝~(篠原花那・青山広美)2011年33号~41号
半熟ガーディアンズ(とうじたつや・永久保貴一)2011年35号~45号
空が灰色だから(阿部共実)2011年38号~連載中
うずらコンビニエンス(サンカクヘッド)2011年39号~51号
さくらDISCORD(増田英二)2011年40号~連載中
ブラック・ジャック~青き未来~(中山昌亮・手塚治虫・岩明均)2011年41号~
デザートローズ(鷹見隼人)2011年42号~連載中
LUCKY STRIKE(乾良彦)2011年49号~連載中
琉神マブヤー(丸山哲弘・マブヤープロジェクト・比嘉淳子)2011年51号~連載中

短期連載が多く短期で打ち切りも多いチャンピオンは流石の作品数。
下手な鉄砲数うちゃ当たるとはまさにこのことだが、今年はちょっと実りが少ないか?
短期連載からの昇格はりびんぐでっど!、ましのの、空が灰色だからのショートのみ。
LC外伝は新連載と言っていいものかどうかw

こいつはおもしれー!ってのは正直言って今年はないかな。LUCKY STRIKEはちょっと好きだが、ただ野球やってるだけなので先行きは不安。
今年のチャンピオンで厳しかったのはみつどもえの離脱と去年3スターズとしてプッシュされてた作品(ケルベロス、シュガーレス、ハンザスカイ)のパワーダウンが著しいこと。
ケルベロスにいたっては打ち切りになっちゃったしね。
バキドカ浦安クローバーを柱にペダルAVバチバチイカ娘LCが支える構図でそこから下が上がってこない状態。
2008年のトリコ以降ヒットが出てこないジャンプと似てるかな。


その他の雑誌での注目の新連載といえば・・・

個人的なイチオシはイブニングの山賊ダイアリー(岡本健太郎)
漁師ではなく猟師のマンガ。
それもマタギのようなタイプではなく若干趣味寄り(?)のリアルハンターマンガ。
過去にも魚相手に釣ったり食ったりというマンガは多いが、鳥獣相手に撃ったり食ったりというマンガはそんなに多くないので新鮮味がある。
散弾銃でドンパチやってるのかと重いきや主人公が愛用してるのは空気銃だったりするからかつてサバゲーやってた自分なんかは「ちょっと銃砲免許とって来る!」と飛び立ちそうな勢いである。

モーニングとかイブニングは職モノほんと上手い。


他に気になるところではスピリッツの薙刀マンガ、あさひなぐ(こざき亜衣)か。
すげーいいかと言えばそんなでもないが寺篭り編は良かった。


あとはモーニングの鬼灯さんね。
鬼灯の冷徹(江口 夏実)
モーニングの中ではかなり楽しみにしてる方。
ジャイキリ、宇宙兄弟、僕はビートルズの次ぐらいか?
まとめて読んでも結構面白いけど、どちらかといえば1回1回が面白いマンガという感じ。


月刊少年マガジンのノラガミ(あだちとか)四月は君の嘘(新川直司)ボールルームへようこそ(竹内友)か。
まぁ月マガはハズレないからな。(たまにあるけど)
あだちとかはアライブ終わっての新作、新川直司は冷たい校舎が終わっての新作。
終わってからのスパン短い割にいい感じの作品になってると思う。
ボールルームへようこその竹内友(新人?)はcapetaの曽田正人の遺伝子を作画から話作りから色濃く受け継いでいるので今後楽しみ。

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