マンガなしでは生きられない。

[マンガ] 2013年新連載まとめ

| 2013-12-25 12:45 |

週刊少年ジャンプ2013年新連載
恋するエジソン 渡邉築 2013年10号~2013年35号
ワールドトリガー 葦原大介 2013年11号~
SOUL CATCHER(S) 神海英雄 2013年24号~
無刀ブラック 野々上大二郎 2013年25号~2013年36号
スモーキーB.B. 河田悠冶(漫画)小宮山健太(原作) 2013年26号~2013年41号
銀河パトロール ジャコ 鳥山明 2013年33号~2013年44号 短期集中連載
クロクロク 中村充志 2013年35号~2013年52号
ひめドル!! 今日和老 2013年36号~2013年52号
HACHI -東京23宮- 西義之 2013年42号~
恋のキューピッド 焼野原塵 長谷川智広 2013年43号~
磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~ 仲間りょう 2013年47号~
アイアンナイト 屋宜知宏 2014年01号~

やばい。スモーキーBBの記憶が全くない。何漫画だったかな・・・(正解:野球漫画)
今年は鳥山明センセの作品を除いて11本の新連載が出てきて、5本が打ち切りという形になった。
打ち切り組は恋するエジソン無刀ブラックスモーキーB.B.クロクロクひめドル!!になるわけだがクロクロク以外はつかみから失敗してる感じが強かったのでこの結果は妥当かなぁと思う。
クロクロクはつかみは悪くなかったけどキャラを追加していく過程で主人公側が薄くなっていきサブキャラもあまり濃くないので全体的にぼんやりとした印象になってしまったのが残念かな。

年を越せた組も安泰ではなく、ワールドトリガー以外は来年の元旦は拝めない可能性が強い。
葦原センセは絵柄はゆるい割に設定が深く(多分)、あとは引き出し方の問題だろうなという印象があったので軌道に乗ってしまえば大丈夫なんじゃないだろうかと思う。
リリエンタールの時と比べても世界の見せ方(読者への情報の与え方)は上手くなってると思う。小出しにしつつも出し惜しみはしなくなったし。
来年に大当たり年が来ない限りは中堅で推移するだろう。

週刊少年サンデー2013年新連載
キャラクタイムズ 萬屋不死身之介 2013年06号
NOBELU -演- 吉田譲(作画)野島伸司(原作) 2013年16号
超推脳KEI 田中克樹(漫画)五味一男(原作)水野光博・龍田力(シナリオ) 2013年17号~
BIRDMEN 田辺イエロウ 2013年33号 月イチ連載
競女!!!!!!!! 空詠大智 2013年34号~
國士無双!! 田島七枝 2013年35号~
湯神くんには友達がいない 佐倉準 (サンデーSより移籍)2013年48号~ 月イチ連載
氷球姫 常磐木監督の過剰な愛情 小野ハルカ 2013年49号~
クロノ・モノクローム 磯見仁月 2014年01号~

んー・・・
毎年の事ながらいいんすかねサンデーこんなんで。
読んでてキツい。
何よりも連載に緊張感が感じられない。

今年一番まともだったのは子役漫画のNOBELU
移籍してきた湯神くんには友達がいないもまぁまぁではある。
超推脳KEIとか競女とか國士無双とか目が滑って読むのが大変。
バードマンはいいんだけども・・・ペースが遅すぎて評価しづらい。

本音を言えば、このレベルが紙の週刊連載で生残り、より有望な作品がWEBで評価されずに消えていくのは気の毒すぎて見るに耐えない。
もっといい環境を作っていかなければ健全なコンテンツ育成なんて無理っすよ。

週刊少年マガジン2013年新連載
神さまの言うとおり弐 藤村緋二(ART)金城宗幸(原作) (別マガより移籍)2013年7号~
今日の女バレ 小林開 2013年9号~2013年32号(マガスペに移籍)
マックミランの女子野球部 須賀達郎 (別マガより移籍)2013年9号~2013年33号(別マガに戻る))
タカラの膳 山本航暉・天碕莞爾 2013年13号~2013年35号
ACMA:GAME 恵広史(漫画)メーブ(原作) 2013年19号~
DAYS 安田剛士 2013年21・22合併号~
反逆の影使い 神崎新 2013年25号~2013年39号
LASTMAN 二宮裕次 2013年27号~2013年49号
聲の形 大今良時 2013年36・37合併号~
UQ HOLDER! 赤松健 2013年39号~
CHARON 山田恵庸 2013年42号~
HELLO!! 宮田大輔 2013年45号~
りぶねす 堂本裕貴 2013年48号~
せっかち伯爵と時間どろぼう 久米田康治 2013年49号~

マガジンで大きいのは赤松センセと久米田センセの復帰でしょう。
良くも悪くも新しさはないので大きな話題にはなりにくい気はするが柱としては問題ない安定感がある。

短期打ち切りになったのはタカラの膳反逆の影使いLASTMAN
LASTMANはそこそこ面白かったかな。スローペースではあったけど。
タカラの膳は読んでても人の顔ばかりが入ってきて料理マンガ読んでる感じはしなかったなー
影使いは1話目から問題外で自分としては珍しく2話目からスルー。
FAILYTALEを目指す感はあるものの、設定、内容ともにとても薄っぺらで発展性も望めないデキだった。

年越し組も正直微妙で、いつブチっと切られてもおかしくない綱渡り状態。
ACMA:GAMEりぶねすがやや有利ではあるがネタ切れチキンレースはしばらく続きそうだ。

週刊少年チャンピオン2013年新連載

実は私は 増田英二 2013年09号~
真・餓狼伝 野部優美(漫画)夢枕獏(原作) 2013年11号~
サクラノ嵐 石丸なお 2013年12号~2013年19号 短期集中連載
泳げ!ひなのちゃん 藤川努 2013年16~2013年40号
あの頃のお姉ちゃんはもういない? 山口さぷり(漫画)矢口とらや(原作) 2013年16号~2013年25号 短期集中連載
いきいきごんぼZ 陸井栄史 2013年20号~
ペーパーブレイバー 藤近小梅 2013年24号~
777 -スリーセブン- 小沢としお 2013年25号~
3LDKの花子さん 丸山哲弘 2013年26号~
雨天決行 重本ハジメ 2013年28号~
ウチコミ!! 村岡ユウ 2013年39号~
錻力のアーチスト 細川雅巳 2013年41号~
最強少女さゆり 福田やすひろ 2013年?号~2013年?号 短期集中連載

まず最初にあまねあたためるの作者、佐渡川隼センセ(2013/8/13逝去)のご冥福をお祈りいたします。

さて今年のチャンピオンは弾が少なめ。逆に言えば粒ぞろいで即死が少なかったとも言える。
いきいきごんぼZは名前を変えただけなので置いといて、一番のヒットは実は私はになるのかな。
トム・クルーズがなぜかRTしたことでテレビにも取り上げられるという宝くじ級の行幸を得たのも大きいw
内容的には簡単に言うと人外がヒロインのニセコイ。ほぼ勢いだけで話ができている点は共通している。
軌道に乗ったからしばらくは続くのかな。ネタ切れ感もないし。

雨天決行の重本ハジメは短期連載からの昇格なのだが、自制しているのか短期の時ほどのスケール感はない。
が、それが悪いほうに行ってる感じもしないので評価がちょっと難しい。
ウチコミ!!は柔道マンガだがチャンピオンでの柔道マンガは鬼門なのでこの先どうなるか注目だ。
ちょっと厳しいのが3LDKの花子さん。妖怪コメディなのだがふっきれた笑いがないのでダレ気味になってる。
同誌コメディだとペーパーブレイバーの方が面白い。

来年の枠争いは結構死闘になりそうな気がするのでチャンピオンは見逃せない。

その他雑誌

ビックコミックスピリッツ(抜粋)
王様達のヴァイキング(さだやす、アイデア協力:深見真)2013年14号~
火線上のハテルマ(せきやてつじ) 2013年36・37合併号~
白暮(はくぼ)のクロニクル(ゆうきまさみ) 2013年39号~
夕空のクライフイズム(手原和憲)2014年2・3合併号~

今年これだけは語らねばならないのはスピリッツの王様達のヴァイキング
コミュ障のハッカーの少年と個人投資家の関係を描く「いまどき」の話だ。
今年のマンガ大賞も狙えるんじゃないかと踏んでいる。
これは是非読んでもらいたい作品。
また、バンビーノのせきやてつじセンセ、鉄腕バーディーのゆうきまさみセンセが新連載を開始して誌面が厚くなったのもプラスポイント。
手原和憲センセは前から短期で一味違う着眼点のサッカーマンガを描いていて個人的に注目している。


モーニングはギャングース(肥谷圭介 / ストーリー共同制作:鈴木大介(原案:『家のない少年たち』太田出版刊))、インベスターZ(三田紀房)、異法人(山本松季)など独自の切り口の新連載が多かった。


イブニングは・・・これと言って新連載はないんだけど・・・
とろける鉄工所の野村宗弘センセが描いてる満月エンドロールがなぁ・・・
面白いというか、重しろいというか、目が離せない。
サスペンス・・・なのかなぁコレ。
「終わる」事自体はわかっている、しかもかなりヘビーな展開なのもわかっているのにその過程が予測できない。
だいたい作品を読んでるときは「こうなってほしい」という願望が混じるものなのだが、展開をどう願うべきなのかわからないまま作品を読み進めるしかない。
無条件で薦められる作品ではないのだが、読んだ感想を聞いてみたい作品だ。


月刊少年マガジンの新連載ではRiN(ハロルド作石)ですなー
7人のシェイクスピアはどうなったんだとかツッコミいろいろありそうだが面白いので許す。
BECKのバンドがマンガになった感じとも言える。


来年もいい新連載とめぐり合えますように。

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