マンガなしでは生きられない。

週刊少年サンデー35号読切:スペース用心棒

| 2006-08-06 02:41 |

スペース用心棒でござ候(高枝景水)

少年サンデー4週連続読切のラストバッターがこちら「スペース用心棒」
話は未来からやってきた侵略宇宙人を追って国連機関スペース用心棒が主人公の学校に落ちてくるところから始まる。


これが主人公。腕は立つが本番に弱い。チキン。


スペース用心棒南国富之助。
国連事務総長直属対宇宙艦隊迎撃部隊特殊サムライ課、通称「スペース用心棒」
らしい。
国連機関なら普通英語のまんま「スペースガーディアン」あたりに落ち着くハズだがそこは突っ込んではいけない部分のようだ。
未来なのに言葉遣いと髪型は時代を逆行しているのも突っ込んではいけない部分なのだろう。


侵略してくる宇宙人はこんな感じ。
基本は黒い玉に目がついていて、お約束のように目が弱点。
空母を倒せば地球の平和が守られるということなのだが・・・


さて、この「スペース用心棒」そこそこよくできていますが、詰めが甘い。
未来人なのになぜかサムライというのは500年後にブームが起きないとは限らないので置いておくが、敵の宇宙人がよくない。
宇宙人はただの黒い球体。宇宙空母もただのでかくて黒い物体。
だから空母が地球に迫ってきても背景が真っ黒なだけでなにがなんだか全くわからない。
考えるのも描くのも面倒で安易な形にしてしまいましたというのが見え見え。
スケール感も距離感もないのでよくわからないまま謎の物体が主人公に真っ二つにされて終わる。
話の組み立てとかはそれほど悪くないがクライマックスの描き方が最悪なため盛り上がらないのが残念だ。
あ、別に絵がヘタとか言ってる訳じゃないよ。情報が伝わってないってこと。

これで4週分4本の読切が終わったわけだが、
オレ的には

金メダル:究極論ヒロイン
銅メダル:スペース用心棒
予選落ち:てっぺん
予選落ち:武器屋(名前忘れた)

こんなとこだーね。
ま、それでも斬よりはいいよ。斬よりは。

キーワード | 読み切り | 週刊少年サンデー |

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